まず状態を確認する
SDカードから取り出したガラケーの写真が、サムネイルは見えるのに開けない、開いても一部しか表示されない、といった症状は珍しくありません。これらはファイル破損が原因で、修復ソフトや業者対応で部分的にでも救える可能性があります。
- 撮影中や保存中の電源断は破損の主要因
- サムネイルが見える写真は、JPEGヘッダー部分が生きている可能性
- JPEG修復ソフトはファイルの構造を再構築して開けるようにする
- 完全破損の場合でも、一部を切り出せる業者対応がある
状況別の進め方
順番を決めて進めると、必要な確認や判断を漏らしにくくなります。
- 破損ファイルを別のフォルダにコピーし、原本を保護する
- JPEG修復ソフト(無料・有料)でスキャンし、復元を試みる
- ソフトで救えない場合や数が多い場合は、業者対応を検討する
- 復元後の画像は元データと別名で保存する
破損レベル別の対応
| 症状 | 原因 | 対応 |
|---|---|---|
| サムネイルは見える・本体開けない | ヘッダー破損 | JPEG修復ソフト |
| 途中まで表示される | ファイル一部破損 | 切り出し対応 |
| 完全に開けない・サムネイルなし | 深刻な破損 | 業者対応 |
やってはいけないこと
失敗しやすいポイントを先に知っておくと、後悔しにくくなります。
- 充電できないからと、無理に分解して内部基板を傷つけてしまう
- 電池パックが膨張しているのに気づかず、そのまま充電して発熱させてしまう
- SDカードを抜き差しする時に静電気対策をせず、データを破損させてしまう
依頼前に確認すること
依頼や作業の前に、次のポイントを見直しておくと安心です。
- メーカーと型番を確認した
- 電源・電池・画面の現状を整理した
- SDカードの有無を確認した
- 依頼か自力かの判断軸を決めた
よくあるご質問
- 破損したJPEGをWindowsで強制的に開くと直りますか?
- 直りません。逆に再保存で破損が固定化される可能性があります。修復ソフトでJPEG構造を再構築する方が確実です。
- サムネイルが残っているなら、それで写真を保存できませんか?
- 可能です。Windowsのサムネイルキャッシュ(Thumbcache)から取り出せる場合があります。ただし解像度は小さく、引き伸ばしには向きません。
- おすすめのJPEG修復ソフトは?
- Stellar Photo Repair、JPEG Recovery LAB、PhotoFixer などが定番です。試用版で修復可能性を確認してから購入するのがおすすめです。
- 業者の修復はどれくらい確率が高いですか?
- 状態次第ですが、ヘッダー破損なら90%程度、本体破損なら30〜70%、完全破損なら10〜30%が目安です。事前診断で見積もりを取るのが現実的です。
- 撮影日時のメタデータは復元できますか?
- EXIF情報が破損している場合は失われていることが多いですが、ファイル名(多くは年月日_番号)から推定できます。撮影地や日時が重要な写真は、その情報を別途記録しておくのがよいでしょう。