前提知識を整理する

故人のガラケーには写真だけでなく、メール、LINE、SMSなどの通信記録も残っています。これらは通信当事者の片方(故人)が亡くなった状態で、もう一方(連絡相手)のプライバシーが残るため、扱いに配慮が必要です。

  • メール・LINEは通信記録
  • 故人と他人のやりとりは他人のプライバシーも含む
  • 閲覧範囲を家族で合意
  • 相続税・遺産分割で必要な範囲のみが現実的

扱い方の指針

順番を決めて進めると、必要な確認や判断を漏らしにくくなります。

  1. 閲覧の必要性を家族で議論
  2. 必要な範囲(遺産関係・知人連絡先のみ等)を決める
  3. その他のメール・SNSは閲覧しない方針も検討
  4. 業者依頼時は範囲を明示

通信記録の取扱いレベル

レベル範囲妥当性
最小限知人連絡先のみ
中程度遺産関係のメール
全閲覧全メール・LINE低(要慎重判断)

トラブルになりやすい点

失敗しやすいポイントを先に知っておくと、後悔しにくくなります。

進める前の確認

依頼や作業の前に、次のポイントを見直しておくと安心です。

  • 閲覧範囲について家族で合意した
  • 業者の情報取扱方針を確認した
  • 削除証明の有無を確認した
  • 相続関係で必要な手続きを把握した

よくあるご質問

故人のメールを家族が見るのは違法ですか?
明確に違法とは言えませんが、グレーゾーンです。閲覧する以上、連絡相手のプライバシーへの配慮は不可欠です。
知人に連絡するためのアドレス確認は?
葬儀通知などのために最小限の連絡先を確認するのは社会通念上認められやすいです。それ以上の閲覧は控えるのが望ましいです。
LINEのトーク履歴は読むべきですか?
原則控えるのが望ましいです。ただし遺産関係の連絡や、相続上の重要な情報がある場合に限り、必要な範囲で確認するのが現実的です。
故人の連絡相手から「あの人のメールを消してほしい」と頼まれたら?
可能なら応じるのが配慮です。故人のメールが残ることで、連絡相手の不安を生むこともあります。
SNSの追悼設定との違いは?
追悼設定は故人のアカウント自体の処理で、家族が中身を見る話とは別です。両方を組み合わせて適切に扱うのが理想的です。

まずは無料で対応可否を診断

お手元のガラケーの状態を伺い、写真や動画が取り出せる可能性をお伝えします。診断料は対応可能と判断した場合のみ発生します。